この度、世田谷区にある清泉インターナショナルスクール6年生の皆様の学習発表会(exhibition)にて、「子供たちのメンタルヘルスについて」というテーマ選択をしたチームにポジティブ心理学の観点でのメンターとして関わりを持たせて頂きました。
話を聞いていてまず驚いたことは、実体として小学生高学年の中でもクラスの約5%もの人が何らかのメンタルイシューを自覚していること。ADHDや不安障害など内容は様々。
またインターナショナルな環境で育っている人達にとって感じることは、
①日本は欧米諸国に比べるとメンタルヘルス問題に対して、社会的な認識が浅く、周囲に病状の自己開示ができるような安心安全環境が整っていない
②国や地域のシステムが追いついていない(英語対応な医療機関が少ない、コミュニティ単位での支援が発展途上)などについても議論しました。(日本だと特別学級として区分されるような子供も、差別なく普通のクラスで一緒に生活をしているケースが多いなどもですね)
そして何よりも素晴らしいのは、彼女たちが自分達で設定した「Our Upcoming Action」なんです。ポジティブ心理学でのポジティブ感情を高めるエビデンスがある「3 good things」ならぬ、「5 good things」ワークを「positive thoughts time」と称して学校内で実施していく計画を立てていて(驚)、
まずは6年生クラスでトライアルして、うまくいくようなら表参道でチラシを配って(かわいい)一般の人たちにも認知を拡大する予定なんだそうです!
社会や国のシステムに課題があれど、それらに不満を言うよりも自分達でできること(まさにセルフケア)を進めいこうという方向性が素晴らしいと思いましたし、そうやって1人1人が自分の力でメンタルヘルスの問題を少しでも改善していけるようになれば本当に素晴らしいなと思いました。
私自身も人々や社会のエンパワーメント(自立自走)に関われることは人生の中で成し遂げたいことの一つなので、少しでもお役に立ててとても嬉しく思いました(^^)
そしてなによりもインターナショナルスクールの子供たち(というか今回のチーム)めちゃめちゃ視野も観点も成熟していて私も大変勉強になりました。改めて皆さまお疲れ様&貴重な機会を頂きありがとうございました!
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