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こんにちは！
東北放送tbcラジオ「11時のコンシェルジュ」にて、「心の健康」をテーマに、日々の暮らしをより良く過ごすためのヒントをあれこれお話ししています！聞き逃した方は是非、アーカイブ記事でご覧ください♪
※東北エリアの方はFM93.5にて隔月水曜11時〜
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アナ）男性性」と「女性性」についてのお話。誰でも性別に関係なく持っているもので、両方の性質・バランスが整っていると、人生が整うなどと言われているそうなんです。「男性性」や「女性性」という言葉 最近聞かれるようになってきましたね。大川さん「男性性」「女性性」について お話ください。
大川）男性性と女性性とは、肉体的な性別や性的嗜好のことを言っているのではなく、心理的・精神的な部分における「男性らしさ」や「女性らしさ」のことを指します。どちらもひとりの人間の中に存在しており、男女問わず誰しもが持っている特性になります。例えば、「男性性」に象徴されるのは、論理性、リーダーシップ、攻撃性、積極性、決断力などで、行動特性としては、ゴールや結論重視、目標や期限があると動ける、独立欲求、自己主張、などです。逆に「女性性」に象徴されるのは、感情、やさしさ、包容力、柔軟性、共感性などで、行動特性としてはテーマ・プロセスを重視、だいたい、とりあえずで動く、愛情欲求・共感、受容的で調和を重んじる、などです。端的にいうと、狩猟時代の男性と女性の役割のようなものです。
アナ）どちらかのバランスが偏ったりするとどんなことが起きるのでしょうか？例を交えてご紹介いただきたいと思います。
大川）そもそも、男性性と女性性は誰しもが持っているものであり、女性に男性性が強く表れても、またその逆であっても、何かしら異常があるものではないのですが、自分自身のライフサイクル（結婚、妊娠、出産、キャリア、家族関係）や周囲との関係性において、何か本来の自分の中心軸かズレてるな、バランスが崩れてきたな、と感じたら、この女性性と男性性というキーワードを知っておくだけで、原因への理解が深まると思います。
例えば、私のクライアントさんに最近起きたこととしては、40代後半の女性でとても優秀な方でフリーランスとして独立している方がいまして、5年ほどのお付き合いですが、とにかくこれまで仕事が途切れることがなかったんですね。最初は、とある職場でほんの小さなトラブルや不満が募り、より良い職場を求めて他に職場を変える、というパターンでしたが不思議と次の職場でも何かと「人や職場環境の問題」が起こる。最初は許容できる範囲だったけれども、職場を変える谷についに最後の職場で心が壊れかけてしまったんです。私も最初は彼女の中にある男性性を尊重して、理想に近い仕事をとりにいくチャレンジ精神を尊重して寄り添ってきたのですが、途中から「あれおかしいな」となったんです。いわゆる男性性の象徴である「狩り」は上手くいきスキルも十分なのにその後がなぜかうまくいかない。それってもしかしたら本来の彼女らしさ（彼女における女性性と男性性の最適なバランス）からズレた行動を選択しているからなのではないかと気づき、一旦「仕事を全て辞めてみる」ことを提案したんですね。理由としては、その方の恋愛トラウマをじっくり探っていくと、本来は女性として「男性に守ってほしい。経済的なことも根底では頼りたい」という女性性としての欲求があったのにも関わらず、彼女の夫が年下でかつ休職中だったこともあり「私が家庭を支えなくちゃ」と張り詰め、本来の女性性の欲求に重いフタをしていたことが分かりました。不思議なことに、本来の自分の女性性と男性性のバランスに気づいて統合していくと周囲や相手にも変化が起こるのがまた面白く、その方が仕事を辞めることを決断した途端に、彼女の夫の本来の男性性にも火がついて「そんなに働かなくてもいいよ。守るよ。今度は僕の番だよ」と一転して仕事に精を出し始めたんですね。女性側のリードで彼にとってもより良い方向へとシフトしたわけです。その後は「慣れない男性に守られる感じ」を味わいつつ過ごしていたら、周囲にきれいになったねと言われる様になったり、彼女自身の親兄弟の家族とのつながりが強化されて安心安全を感じられる様になったり、すっかり心から女性性を取り戻し、心の状態も回復して今は元気に過ごしています。病院からもらった薬は不要でした。
アナ）バランスの良好な状態を保つためには どんな方法がありますか？
大川）まずは女性性と男性性について知ること、次に今までと同じパターンで行動ではうまくいかなくなった、家族の中でのパワーバランスが変化してきた、などとズレに敏感になることですね。そして気づけたとしてもこれまでのパターンを敢えてやめてみることはとても心理的抵抗や不安が起こるものなので、彼女のようにいかに素直に統合プロセスに移行できるか。ここが重要だと思います。逆に同じ女性でも女性性が強すぎて依存傾向になっていると思えば、 男性性の方を強化していくことも必要です。
アナ）最後に、今日のまとめをお願いします。
大川）本来の自分が求めている心のバランスは、実は過去のトラウマや自己防衛で無意識にフタがされていることが多いです。ただそこまで根本原因に到達できなくても、自分の中の男性性と女性性のバランスに気づくだけでも自分自身に変化を起こすことは可能なので、まずは気軽に自分自身との対話をしてみることをお勧めします。
アナ）
アナ）今年も残すところわずかとなりましたが、2023年のカウンセリングにはどんな傾向があったのでしょうか？世相などは繁栄していましたか？また、2024年は どんな年になるといいですか？
今年は、今日のテーマでもありますが本来の自分の欲求に気付いたり、キャリア面でも強みや経験の棚卸しをしながら、新しい自分に出会うクライアントさんが多かった気がします。私自身もそうだったかもしれないですね。来年は「今まで知らなかった新しい自分に会いにいく」をテーマに過ごそうと思います！
アナ）そのほか、大川さんからお知らせはありますか？
大川）年末スペシャルイベントとして「ラジオ聞いた」で初回カウンセリングが無料になります！FBや公式ラインからぜひお問い合わせくださいね。1人1人にあった具体的な対処法もアドバイスできますので、HPの問い合わせフォームかラインの＠INNEREYEで検索してくださいね。
アナ）また、身近な心のお悩みなど、取り上げて欲しいリクエストがあればぜひお便りをお待ちしています。
（※一緒に1人1人の心地よいバランスを見つけて人生の質を高めていくお手伝いをしています。組織開発分野では、社員の心の健康を保ちながら、長期的に価値貢献できる形を様々なプログラムを通して支援していますので、ご興味お持ちの方はぜひ一度HPをご覧いただき、いつでもご連絡お待ちしております。
HPはinnereye.tokyoで検索できます。）
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