ヘレン・ケラーの言葉
「ひとつの幸せのドアが閉じるとき、もうひとつのドアが開く。しかし、わたしたちは閉じたドアばかりに目を奪われ、 開いたドアに気づかない。」
そうなんです、閉じたら開くんです。びっくり!絶対に。これは私自身の経験から保障します。
せっかく新しいドアが開きかけているのに、目の前にあることに妙にこだわって、閉じそうなドアを無理矢理止めようとしたら、新しいドアさんはきっと「あ、必要ないんですね。じゃまた。」と言ってパタンとしまってしまうでしょう。(この、「じゃまた」、が後にポイントなんですが。)
ちょっと今の仕事目線でのお話になりますが、就職・転職活動にも通ずるものがあるなぁ、とひしひし思います。キャリアコンサルタントとしてのお仕事は、候補者の持つ強みや資質を把握した上で、候補者側と企業側の「ご縁つなぎ」がメイン。なので、最終的にそのご縁を選択するかしないかは、ご本人次第です。
例えば、企業からオファーをもらっていても、現時点では目に見えない未来の保障にこだわったり、ビザ問題等で不確実要素が多いために、一歩飛び込む勇気がなかったり。
そもそも開きかけたドアに一歩足を踏み込んでみなければ、新しい世界もありません。そのリスクを承知で新しい世界に飛び込むかどうかは自分次第なのですよね。何も企業への就職だけではなく、起業することだって同じことかと。
もちろん、もっと他に自分に合ったものを見つけたり、自分の内的感覚に従ってよく考え直したときに「やっぱり何か違うな」と思ったら、その時は「違う」んだと思います。
その時は、これまでのご縁に感謝をし、堂々とプロセスから辞退することを選択したらよいんだと思います。今まで協力してくれた周囲へは「申し訳ない」と思う代りに「感謝の気持ち」に置き換えて。
そしてこれは人間関係にも通じることかと思います。
閉じかけたドアにしがみつく、何とか関係を修正しようとする。壊れたボートを修正するより、新しいボートを作った方がまし、なんて言葉もありますけど、そもそも自分の人生に必要なモノは自然と向こうからやってきます。そして不要なモノは去っていく。一度去ったと思ってたのに、成長した頃にまた戻ってくるってこともある。
だから、逆に今の状況から然るべき学びを得ていないのに無理に閉じようとしたり、せっかく開きかけた新しいドアの存在に気づくことができなかったとしても、不思議なことに姿を変え、声を変え、自身の成長に必要な出会いや状況は次から次へとやってくる。
問題の根本的な原因に気づかない、または気づいていても逃げている限り、しつこいくらいやってくる!笑
なので、焦らなくてもいいんでしょうけど、なぜドアが閉じてしまったのか、そしてまた開きかけた新しいドアの存在に「気づくかどうか」がとっても大切なことなんじゃないかなぁーと思います。そして、然るべき生き方をしている限り、生涯孤独になることは絶対にないと信じます。
そして、もうひとつ言うと、閉じかけたドアにさよならする勇気は自分の中にしかありません。他人が外部からなんやかんや言っても結局は自分の手でないと次のドアは開けることができないようになっている気がします。
逆に言うと、冷たいようですが、閉じかけたドアにしがみついているうちは、誰もその人を助けることはできないかと。
私はこの目に見えない法則を体感するようになってから、もっともっと自分を、周囲を、世界を、信頼できるようになりました。その時必要なものは、本当はちゃんと自分自身が一番わかっている。
そんな感じで、みんなが自分の選択や未来を信じることができて、毎日わくわく、過ごしていけたらいいなと思います。
「じゃぁ、次にエサ箱が開くのはいつ?」と少々不満げなたまお大先生。
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