今ある悩みや疑問に対して、「答えは自分の中にある」とよく言いますよね。でもそれってどういうことなのでしょうか?
もちろん、自分自身の過去の体験や、自分の大切にしている価値観をしっかり問い直せば、自ずと答えが出てきたりもするものですが、そのこと自体を考えていない時でも、ふと見たTV や、ふと聞こえてきた他人の会話の中に重要なキーワードが隠れているということがあります。
非科学的な現象に聞こえますが、心理学用語ではカクテルパーティー効果と言いますよ。たくさんの人がそれぞれに雑談しているなかでも自分に必要な事柄だけを選択して聞き取ったり、見たりする脳の働きのことです。
なので「答えが自分の中にある」というのは、自分自身で答えを知っているけども言語化できてない。その代わり潜在意識ではわかっているので必要なキーワードを実はキャッチできる(引き寄せている)ということかもしれませんね。
最近の私自身の例で言うと、今年から来年にかけて、PRやブランディングをパワーアップさせて、新規顧客向けにもビジネスを拡大していく期にしたいなーと思っているところでした。そのためのアイデアや改善していく部分を無意識に探っていたんです。
そんな時、ある日、子供の習い事で行った施設の中でふとおばあちゃんに声をかけられたのですが、「私は料理の先生をやっているの。手書きのレシピ持ち歩いていて。よかったら娘さんの好きそうなレシピのページを写真を撮っていきなさい」と言われたんですね。まぁ、あんまりないですよね、そもそもこの状況が。そしてその翌日、ご近所のママ友と一緒におうちディナーをしていたら、ママ友がこんな会話を始めたんですよ。「私は以前、小学校の先生をしていたんだけど、そこの学校の栄養士さんがすごくメニューこだわりのある人で地元では有名で。退職する時にこれまで作ってきたこだわりの給食のレシピノートをくれたの。見る?」と。
私は普段、料理に特段こだわりはなく、頭の中にある適当メニューでその時にあった食材で適当に作るタイプ。なので2日連続で「レシピ」とか「メニュー」がキーワードとして入ってきたので、「あれ?」という感じだったんですね。
そして、またその数日後、会社のPRとブランディングを手伝ってくれている方がいるのですが、「講座や研修のメニューをリスト化してHPに載せましょう」と依頼があって、やっと、「あ〜次のフェーズに進むには自分が提供してきたサービスをそろそろ一旦まとめてリスト化(レシピ化)しなさいってことね」とつながりました。(今までは個人向けのお仕事が中心で、内容も心に関することなのでテーマが多岐に渡り、言語化が難しくてずっと後回しにしていたんですよね汗)
それに気づいた瞬間に、ポンッと企業研修のご依頼が重なり、レシピ化したおかげでスムーズにお話が進むようになりました。「レシピ化」は必要だとわかっていたけど後回しにしていたことだったので、きっと今までチャンスも逃していたのかもしれません。
他にも、カウンセリングのお客様との会話や保育園での会話などでなぜか「すり身」というキーワードが2,3日重なることがありました。(すり身…笑)、でも3回目に目にしたのが友人がオープンした焼き鳥屋の記事だったのですが、「焼鳥のなかで、作った人によって変わるのがつくね(すり身)だと言います。手で形を作ってこねる動作で味と食感が変わるため、つくねはある意味焼鳥屋のアイデンティ!」とあって、
「あ〜ブランディングも既存の概念に囚われたり、他と比べることなく、もっとオリジナルで唯一無二の形に振り切っていけばいいんだ!」という閃きに変わりました。(→ブランディングに関しても、「ポジティブ心理学」とか「マインドフルネス」などはわかりやすいけど、自分の表現したい世界観の全てを表す言葉ではないので、その言葉をそのままセルフブランディングにするのは実は少し気がひけていたというホンネがあります)
… 「いやいや、無理やりでしょ!」と感じる方もいるかもしれないのですが、このカクテルパーティ効果をモノにするかしないかもやっぱり日頃からの「メタ認知」がキーなんですよね。「自分がいま解決したい問題は何か?」を客観知したり、「いつも聞きなれない言葉が連続して入ってくるな?と感じることだったり。
皆さんもこんなストーリーを参考にして、欲しい現実をドンドン引き寄せてくださいね〜!
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