シンガポールで楽天アジア各国のビジネスリーダー&HRリーダー向けにサステナビリティワークショップを行いました!
「サステナビリティ=持続可能性」の概念に初めて出会ったのは2006年頃。当時の先駆けとして、フェアトレード事業「マザーハウス」を創業した女性社長が私と歳が同じくらいだったこと(当時25歳)に衝撃を受けたことを覚えています。
また、サステナビリティの概念を知ることで、世の中の物事の理解が平面から球体に変わったこともハッキリ覚えています。
例えば、私たちが手軽に楽しめる安い衣服や食品の裏には、途上国の違法労働や児童労働があったりする。欲しい時に欲しいものが簡単に手に入るコンビニの裏側には大量の廃棄物がある。希少な象牙商品の裏には、顔半分だけ切り取られ、おぞましい姿で死んでいく象の乱獲なんかも。
ポジティブ心理学的な観点でいうと、例えば人材マネジメントにおいて、企業側にとって都合のよい使い方ばかりしていると、その裏では、従業員のモチベーションの死やプレセンティズム(出勤しているのに心身の不調により十分なパフォーマンスが発揮できず、業務遂行能力や生産性が落ちてしまう状態)が発生し、結果、雇われる側にとっての働く幸せも、雇う側にとっての長期的で持続可能なリソース活用もどちらも叶わなくなるなども、ひとつの例ですね。
物事の成り立ちには必ず光と影があり、まずは影の存在を知ることがサステナビリティへの意識が広がる第一歩かと思います。グローバルで活躍するビジネスリーダーたちにこの意識がバトンタッチできる場であったらいいな。
また「働く人々の心と幸せと労働資源をサステナブルに保つためのマネジメントの仕組み」はこれからも企業向けに発信し続けていきたいことの一つです。貴重な機会をありがとうございました!
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